企業のノベルティーカレンダー、間伐材使用で好感度アップ 環境配慮型に注目

台座部分に国産間伐材を用いた環境配慮型卓上カレンダー。各社が個性を競い合う
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 多くの会社が新年用ノベルティーとしてカレンダーを配布するが、少しでも顧客の目に留まるよう各社が個性を競い合う。中でも間伐材を用いた環境配慮型カレンダーは注目を集め、1年を通じて自社を印象づけられることから、好感度を上げるツールとして広まっている。

 間伐材を活用したノベルティーを企画販売するフロンティアジャパン(東京都江東区)は、台座部分に国産間伐材を使用した卓上カレンダーを製造している。

 同様にスマートフォンスタンドやコースター、マグネットなど多様なグッズを製造しているが、カレンダーだけでノベルティー全売上高の2割を占める主軸商品となっている。

 これまでANAホールディングス、NTTドコモなど累計約380社から受注。件数は2016年度49法人、17年度60法人、18年度72法人と右肩上がりで伸びている。

 国産間伐材は06年から使いはじめた。安藤豪太常務は「当初は売れなかった」と振り返るが、エコバッグやエコカーなど環境に対する意識が広がり、徐々に売り上げを伸ばしてきた。

 ソフトウエア開発のアステリアは、毎年卓上カレンダーを制作して顧客に配布してきたが、もともと森林保全のための寄付など環境支援活動に熱心で、19年分から、素材を自社が管理する森の間伐材に切り替えた。

 長沼史宏広報・IR室長は「比較的樹齢を重ねた木材を使うので、年輪がきれいに現れて見栄えがよく、顧客からも好評を得ている」とアピールする。

 米コーヒーチェーン大手のスターバックスが全店舗でプラスチック製ストローを廃止する方針を打ち出すなど環境問題に世界的な関心が集まるなか、魅力的な製品開発が環境配慮型普及の鍵を握っている。