コンビニ3社が配送で協力 駐車場を共用、人手不足に対応

競合企業による物流協力の取り組み
競合企業による物流協力の取り組み【拡大】

 セブン-イレブン・ジャパン、ファミリーマート、ローソンの大手コンビニエンスストア3社と経済産業省が商品を配送するトラックの駐車スペースを共用する取り組みを始めることが8日、分かった。都市部で駐車スペースがない店舗への配送効率を上げることで、深刻化する運転手の人手不足に対応する。他の業界でも競合他社が物流で協力する仕組み作りが進んでいる。

 コンビニ3社は店舗に商品を荷下ろしする際にトラックを止める駐車場を共同で借り上げ、配送時間も重ならないよう融通する。駐車場がなく店舗前に路上駐車もできないコンビニでは、運転手が店舗から離れたコインパーキングなどを探して止めており、配送効率の低下につながっていた。決まった駐車スペースを共同で確保することで運転手の負担軽減を図り、コスト削減にもつなげる狙いだ。

 首都圏を中心に都市部での運用を想定している。セブンとローソンが15日から千葉県のJR津田沼駅近くで取り組みを始め、セブンとファミマが共用する場所の選定も進めている。

 運転手不足を背景に、競合企業による物流協力は他業界でも広がっている。ビール大手4社は北海道や関西-九州間で商品の共同輸送を行っており、製紙4社もティッシュペーパーなどの輸送で提携した。味の素やカゴメなどの国内食品メーカー5社は4月に物流部門を統合した新会社を設立する。