自動車総連、今春闘方針を正式決定 ベア統一要求額掲げず

横浜市で開かれた自動車総連の中央委員会=10日午後
横浜市で開かれた自動車総連の中央委員会=10日午後【拡大】

 自動車関連企業の労働組合で構成する全日本自動車産業労働組合総連合会(自動車総連)は10日、横浜市内で中央委員会を開き、平成31年春闘交渉の方針を正式決定した。従業員の基本給を一律に引き上げるベースアップ(ベア)については、前年まで4年連続で掲げてきた統一要求額を示さないこととした。ベア自体は要求するが、要求額は各労働組合がそれぞれの事情を踏まえて決める。大企業と中小企業との間で広がっている賃金格差を是正する狙い。

 自動車総連の高倉明会長は中央委で、「賃金については、上げ幅だけでなく、賃金カーブや配分に関わる課題にも目を向けるなど、『絶対額を重視した取り組み』をこれまで以上に進める」と強調。統一要求額を示さないことに関しては、「目指すべき賃金水準到達に向けた要求根拠の組み立ての方が、労使の論議をより充実させることにつながる」と説明した。

 主要労組が経営側に要求書を提出し、春闘交渉が始まる指定日は、2月13日に設定した。