暮らし変えるAI、5G注目 米家電見本市「CES」が開幕、4500社参加 (1/2ページ)

冷蔵ショーケースを搭載したパナソニックの次世代電気自動車(EV)=8日、米ラスベガス(共同)
冷蔵ショーケースを搭載したパナソニックの次世代電気自動車(EV)=8日、米ラスベガス(共同)【拡大】

  • 災害救助に活用できる作業車などを披露したホンダの展示場=8日、米ラスベガス(共同)

 世界最大規模の家電見本市「CES」が8日(日本時間9日)、米ラスベガスで開幕した。過去最多の規模となる4500社以上が参加。進化する人工知能(AI)や自動運転、高速大容量の第5世代(5G)移動通信システムなどの最先端技術が集結し、世界の家電メーカーや自動車大手、IT企業が未来の暮らしへ多彩なアイデアを競う。

 パナソニックは、人を乗せるだけでなく冷蔵ショーケースとして食品を運ぶなど商用にも使える次世代電気自動車(EV)の試作車を披露。走行中に電池残量や周辺の充電拠点を確認できる同社の通信機器を搭載した米二輪車メーカーのハーレーダビッドソンの電動バイクや、AIを活用した次世代住宅システムも展示している。

 パナソニックの津賀一宏社長は会場で記者団の取材に「大胆に車や住宅を変えていく」と意気込みを語った。

 ソニーはヘッドホンやスピーカーで音楽を聴く際に、歌手の声や楽器の音が別々の位置から聞こえるように感じられる新たな音響技術の体験コーナーを設けた。シャープは超高精細な「8K」映像の最新技術を紹介。一般ユーザーへの普及を促すため、価格を数十万円程度に抑えた小型の8Kビデオカメラを今夏にも発売すると明らかにした。

 初出展となる積水ハウスは、住人の生活データを収集して健康管理などに生かす次世代住宅を2020年春にも発売すると発表した。

 海外企業では、米IT大手のアマゾン・コムとグーグルが、AIが声での質問や指示に応じてくれる音声アシスタント機能のアピールで火花を散らしている。CESには不参加の米アップルも韓国サムスン電子の発表で協業相手として登場。“陰の主役”として存在感を示した。

グーグルとアマゾンが音声アシスタントに力を入れる背景