【新春直球緩球】みずほフィナンシャルグループ 坂井辰史社長 巨大ITと連携で反転攻勢

みずほフィナンシャルグループの坂井辰史社長=東京都千代田区(荻窪佳撮影)
みずほフィナンシャルグループの坂井辰史社長=東京都千代田区(荻窪佳撮影)【拡大】

 --無料通話アプリのLINE(ライン)と組み、新銀行を開業する

 「LINEはITプラットフォーマーとして日本最大の7800万人の利用者を抱えている。ともにサービスを提供すれば、若いデジタルネーティブ世代などみずほにとっての顧客基盤の外縁を増やしていける」

 --事業の概要は

 「基本的にはスマートフォン上のバーチャルな銀行だ。新銀行が提供しないサービスの部分はわれわれを使っていただく。今後、個人データを利活用するデータビジネスも非常に重要であり、LINEの技術や顧客基盤は魅力的だ」

 --軌道に乗ると、既存事業が侵食されないか

 「可能性はゼロとは言わない。ただ、今のメガバンクの新規口座の開設は新興業種に追い抜かれている。重複というよりは手の届かないところにしっかりとリーチを伸ばすイメージだ」

 --金融に相次ぎ進出するITプラットフォーマーは脅威か

 「脅威であることは間違いない。ただ、自分たちだけで事業を抱え込んでやるのではなく、(他社と)ウィンウィンでお互いの価値を見いだせる場合もある。彼らのスピードや着想の斬新さは非常に価値がある」

 --プラットフォーマーとの連携を加速するのか

 「着実にいろんな手が打てているという手応えがあり、反転攻勢をしていく上で大きな意味がある。社内に対する刺激や何にエネルギーを注ぎ込むべきかのメッセージにもなる」