中国は燃料電池車に軸足を 「EV産業の父」主張 日本勢に追い風

2017年9月、フランクフルト自動車ショーに展示されたトヨタ自動車の「ミライ」(ブルームバーグ)
2017年9月、フランクフルト自動車ショーに展示されたトヨタ自動車の「ミライ」(ブルームバーグ)【拡大】

 中国はリチウムイオン電池を搭載した電気自動車(EV)から、水素燃料電池技術を使った自動車開発に軸足を移すべきだと、万鋼前科学技術相が主張した。

 万氏は先月、共産党機関紙・人民日報に掲載された論説で、燃料電池自動車(FCV)のメリットとして航続距離の長さや短い燃料補給時間、温室効果ガスを排出しない点などを列挙した。FCVをめぐる同氏の見解は「ミライ」を2014年から販売するトヨタ自動車や、ホンダなどのメーカーにとって追い風となる可能性がある。

 「中国EV産業の父」として知られる万氏は、現状ではより人気を集めているEVは航続距離の短さや長い充電時間を理由に長距離バスやタクシー、都市の物流、長距離輸送のニーズを満たすことができないと分析した。(ブルームバーグ Yan Zhan)