ソニー、ToFの距離画像方式センサー量産へ 供給先に売り込み (1/2ページ)

ToFセンサーで手の動きを感知(ブルームバーグ)
ToFセンサーで手の動きを感知(ブルームバーグ)【拡大】

  • ソニーのToFセンサーモジュール(ブルームバーグ)

 ソニーは、3次元(3D)カメラに使われるToF方式の距離画像センサーの量産を2019年から始める。より強い立体感を得られる拡張現実(AR)技術や顔認証アプリが使えるスマートフォン向けの需要に期待し、米アップルを含むセンサー供給先に売り込みをかけている。

 ソニーセミコンダクタソリューションズの吉原賢モバイル&センシングシステム事業部長によると、九州の自社工場で夏以降、一部生産を開始。スマホのカメラなどに使うイメージセンサーの全供給先に商談を持ちかけている。特に中国について「市場自体が大きく、アプリの動き方もすごく速い。非常に期待している」と述べた。

 イメージセンサーで世界シェアトップのソニーは、17年に対象物に光を照射し、その到達速度で距離を測定するToFセンサーを開発した。新たな需要を取り込み、現在主流のCMOSセンサーに続く主力製品に育てる方針だ。中国の華為技術(ファーウェイ)は、最新の3Dカメラ搭載スマホにソニーのToFセンサーを採用した。

 富士キメラ総研によると、18年のToFセンサーの市場規模は前年比36%増の199億円の見込み。25年には約5倍の1028億円まで拡大すると予想している。豊田裕介主査は「スマホで顔認証やARを目的としたToFの本格採用が始まるだろう」と指摘する。

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