新日鉄住金、自動車技術展に単独出展 鉄だけで3割軽い車体提案

新日鉄住金が展示した次世代自動車の骨格の試作モデル=16日、東京都江東区
新日鉄住金が展示した次世代自動車の骨格の試作モデル=16日、東京都江東区【拡大】

 新日鉄住金は16日、自動車関連の展示会に初めて単独出展した。鉄鋼素材だけで従来より約3割軽くした車体の設計を提案。車の燃費や電気自動車(EV)の航続距離の向上には軽量化が欠かせず、技術力をアピールして軽量素材のアルミに対抗するのが狙いだ。

 同社が出展したのは16日から東京都内で始まった車の先端技術を紹介する「オートモーティブワールド」。EVや自動運転といった次世代車の開発には異業種や新興の企業も多く参入しており、顧客層を広げたい思惑もある。

 進藤孝生社長は自社ブースを訪れ「自動車は100年に1度の技術革新のタイミングを迎えている。鉄でも相当軽量化できる。素材の宣伝ではなく、ソリューションを提案する」と力を込めた。

 新日鉄住金は、得意とする軽くて強い超ハイテン(高張力鋼板)に加え、車体構造の設計や加工法も含めた営業活動を強化する方針だ。