京セラ・谷本秀夫社長「AI開発へ研究者集約」

京セラの谷本秀夫社長=京都市伏見区(寺口純平撮影)
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 --生産性倍増計画に取り組んでいる

 「ロボットと人工知能(AI)を組み合わせて生産性を上げる計画だ。昨年は、ファインセラミックの部門で2つのモデルラインができた。解析データをもとにプログラムを作ったり、技術者がやっていたことをAIに置き換えたりできるようになった。これで良品率も上げられた」

 --設備投資の計画は

 「今後もAI関連のラインに投資をしていく。全社での設備投資計画は今年度は1100億円だったが、4~5年の間には瞬間的に2千億円を超えることもあるだろう。生産性を高め、平成32年度に売上高2兆円を目指している」

 --AIの開発体制をどうしていくのか

 「今年5月に横浜市のみなとみらい地区に開発拠点を置き、研究者を集約する。人員は600人程度だが、将来的には1千人規模まで増やしたい。研究者の確保は難しいので立地のよい場所を選んだ。従業員の待遇は、子会社を本社に吸収し、待遇を一律化する動きを進めている。人件費は上がるが、長期的には補って余りある効果がある」

 --家庭で発電した電気の余剰分を大手電力が固定価格で買い取る制度が11月以降、順次終了する

 「今後は(電力の)自家消費が主流になるため補修、維持管理のサービスを拡充したい。他社と組んでの電気の買い取り、販売にも取り組む。太陽電池事業は赤字が続くが、32年度の黒字化を目指す」