【ネクタイをしめたレジェンド】(3)選手の「第2の人生」を支援 朝原宣治さん、元陸上選手 (1/3ページ)

36歳で本格的にサラリーマン生活を始めた朝原宣治さん。アスリートのセカンドキャリア支援にも取り組んでいる(南雲都撮影)
36歳で本格的にサラリーマン生活を始めた朝原宣治さん。アスリートのセカンドキャリア支援にも取り組んでいる(南雲都撮影)【拡大】

 2008年北京五輪男子400メートルリレーでメダルを獲得し、36歳で現役を引退した朝原宣治さん(46)。大阪ガスの社員として社業に専念することになったが、アスリートのセカンドキャリア支援にも取り組んでいる。(聞き手・林佳代子)

 --大阪ガスでは陸上部の副部長として後進の指導にもあたっておられます。昨年、平成21(2009)年から日本選手権の男子100メートルを4連覇するなど近年の短距離界を引っ張っていた江里口匡史さんが引退されましたね

 朝原 江里口は感覚の鋭い選手で、指導するのが楽しかったです。僕と同じ10秒0台の記録を持つ選手でも、特技や好みの練習がこんなにも違うのかという驚きがあった。最後は故障続きでしたし、まだ30歳と年齢が若いので残念な思いもありますが、これから新たな夢や目標を見つけていってほしいです。

 --江里口さんも大ガスに残られましたが、別部署のエネルギー事業部で営業担当としてセカンドキャリアを形成されていますね

 朝原 一時期は僕の部下になってもらいたいとも考えたんですが、エネルギーの小売り全面自由化で他社との競争が厳しくなっているという社内の事情もあって、法人営業という最前線に立って頑張ってくれています。念のために引退するときに本人の意思を聞いたんですが、「一回、きっちり社業に取り組んでみたい」と言っていたので活躍を期待しています。

 --トップアスリートから会社員への転身は戸惑いもあるでしょうね

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