【ネクタイをしめたレジェンド】(3)選手の「第2の人生」を支援 朝原宣治さん、元陸上選手 (3/3ページ)

36歳で本格的にサラリーマン生活を始めた朝原宣治さん。アスリートのセカンドキャリア支援にも取り組んでいる(南雲都撮影)
36歳で本格的にサラリーマン生活を始めた朝原宣治さん。アスリートのセカンドキャリア支援にも取り組んでいる(南雲都撮影)【拡大】

 朝原 僕らの時代は実業団に入って選手生活を送るのが基本だったので、彼らが引退した後にどう生きていくのかには興味がありますね。先が見通しにくい時代になり、競技環境も変化してきています。若い世代は情報を多く持っているのでうまくやると思いますが、できる部分は支援していきたいですね。

     

【プロフィル】朝原宣治(あさはら・のぶはる) 昭和47年6月21日、神戸市生まれ。同志社大在学中に国体で陸上男子100メートルの日本記録(当時)を樹立し、大阪ガスに入社。36歳で迎えた2008年北京五輪男子400メートルリレーではアンカーを務め、銀メダルを獲得。昨年は世界マスターズ陸上の400メートルリレーで優勝した。妻は元アーティスティックスイミング選手の奥野史子さん。