イラン産原油の輸入再開 昭和シェル、各社も追随

昭和シェルの看板(渡辺恭晃撮影)
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 元売り大手の昭和シェル石油が、米国による制裁の影響で停止していたイラン産原油の輸入を再開したことが22日、分かった。最大手のJXTGエネルギーなど各社も近く再開する方針。

 元売り関係者によると、昭和シェルが買い付けた原油を積んだ船が既にイランを出発し、日本に向かっているという。2月上旬に到着する見込み。昨年11月に再開した米国による対イラン制裁は、日本など一部が適用除外を受けた。このため、元売り各社は輸入再開に向けて契約条件や決済方法の確認を進めていた。

 ただ、米国は適用除外を一時的な措置としており、今春までに輸入を停止するよう各国に求めている。各社は、輸送や決済の都合上、2~3月ごろには再度輸入を停止しなければならない見通しで、再開の影響は限定的とみられる。

 原油価格は世界経済の減速懸念から下落傾向にあるが、イラン原油の制裁の動向が上昇の要因になるとの見方がある。