日産車の内装材で検査不正 カルソニックカンセイが不適正処理

 日産自動車が販売した車両のダッシュボードなどに使われていた内装材について、供給する部品メーカー、カルソニックカンセイ(さいたま市)が適正な検査をしていなかったことが23日、分かった。その後の検査によると、安全性に関する問題は確認されていないという。

 適正に行われていなかったのは、素材の燃えにくさを確認する難燃性試験。燃えやすい素材が使われていれば、火災の時に車内から逃げ遅れる危険性が高まる。不正は10年以上前から続いていた可能性があるという。問題はすでに国土交通省に報告されているが、対外的には公表されていない。

 日産は、過去に車両に使われていた内装材に遡(さかのぼ)って、調査を進めているが、約20年前以降に販売された車両に関しては、安全性が確認されているという。検査不正の対象となった内装材が使われていた車種や台数は明らかにしていない。