オンワードなど値引きに反発 「ゾゾ」への出品中止相次ぐ

 アパレル大手オンワードホールディングス(HD)や、子供服ブランド「ミキハウス」を展開する三起商行(大阪府八尾市)などが国内最大級の衣料品通販サイト「ゾゾタウン」への出品を中止したことが22日、分かった。運営元のZOZO(ゾゾ)が始めた値引きサービスに対し「ブランド価値が低下する」と反発したためだ。右肩上がりで成長してきたゾゾは戦略の見直しを迫られる可能性がある。

 ゾゾは昨年12月25日に有料会員向け割引サービス「ZOZOARIGATO(ゾゾアリガトー)メンバーシップ」を開始。利用者は年額3000円か月額500円(いずれも税抜き)を支払えば、10%の割引が受けられる。割引分はゾゾが負担する。

 「23区」や「五大陸」などのブランドを持つオンワードHDはこれに反発し、昨年末にゾゾタウンでの全ブランドの販売を停止した。ゾゾタウンからの退店手続きも進める。値引きせずに出店を続けられるようゾゾに求めたが断られたという。

 三起商行の担当者は販売中止の理由について「百貨店などでも同じ商品を扱うので、違う価格で顧客に届けることになってしまう」と説明する。

 TSIホールディングスはゴルフ服「パーリーゲイツ」など一部ブランドの出品を中止した。宝飾品を扱うヨンドシーホールディングスも出品を取りやめている。

 相次ぐ出品中止の動きについて、ゾゾの担当者は「現段階では対応方針を検討中だ」としている。