英高級車メーカーのマクラーレン・オートモーティブは28日、オープンタイプの新型スポーツ車「720Sスパイダー」を日本で初めて公開した。走行しながらわずか11秒で自動開閉できるルーフを備えたほか、スーパーカーのような俊敏な走りも追求した。
720Sは、マクラーレンの旗艦グレード「スーパーシリーズ」に属する主力モデルで、そのオープンタイプを用意した。日本への納入は3月に始める。
オープンタイプには排気量4リットルのV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は720馬力。停止状態から100キロまで2・9秒で加速する。車体には軽量で剛性が高い炭素繊維を採用し、車重は1332キログラムに抑えたという。
希望小売価格は3788万8000円から。マクラーレン・オートモーティブは国内販売台数が平成30年に200台の大台を初めて超えた。日本支社の正本嘉宏(よしひろ)代表は同日の発表会で、「走りに心底こだわる顧客に喜んでもらえる1台。さらにビジネスを成長させたい」と話した。