京都発 輝く

アースサイド 青果の流通・生産革新で売上高1000億円狙う (2/4ページ)

 植物工場を国内外へ

 青果流通に次ぐ第2の収益の柱に育ってきたのは、植物工場を軸とした野菜の生産事業だ。

 06年に設立したスプレッド(同区)を通じ、府内2カ所でレタスを栽培する植物工場を運営。07年に府中部の亀岡市で「亀岡プラント」を立ち上げて1日当たり約2万1000株のレタスを生産。18年には府南部の木津川市で「テクノファームけいはんな」の稼働を開始、1日当たり約3万株を生産する。

 特に、現状で世界最大規模の自動化植物工場となる、けいはんなでは、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)という時代の流れを踏まえ、人手に頼らずロボットなどを使った自動化栽培や水耕栽培に必要な水のリサイクル、LED(発光ダイオード)照明といった最新技術を採用した。

 同社グループの植物工場は成功例として注目を集めつつある。18年5月にJXTGエネルギー(東京都千代田区)の子会社や日新商事との協業を発表し、20年春を目標に千葉県芝山町で植物工場を稼働させる計画だ。

 稲田社長は「植物工場をやりたいという声が多く、他企業との提携・連携で25年までに1日当たりレタス50万株を作る体制にし、海外に複数の工場を広げる」という計画を明かす。世界的に見れば人口増加が続く中、食料の安定供給に一役買う役割も担い、事業の急成長を目指す。(西川博明)

【会社概要】アースサイド

 ▽本社=京都市下京区中堂寺粟田町90番地 KRP(京都リサーチパーク)8号館

 ▽創業=2001年8月(持ち株会社設立は18年10月)

 ▽資本金=900万円

 ▽売上高=314億円(18年3月期)

 ▽従業員数=347人(パート含む、18年3月末時点)

 ▽事業内容=青果の流通・物流や植物工場を含む生産、ブランド野菜、外食など

■ □ ■

 □稲田信二社長

 ■地球に寄り添い、日本の農業を強化

 --昨年10月に持ち株会社制へ移行した。新社名の狙いは

 「アースサイドと名付けたのは、地球に寄り添う、地球のためになることを食を通じてやりたいという思いをイメージできるようなトップブランドにしたかったから。傘下企業のトレードの流通や、スプレッドの植物工場など各事業を分け、グループ全体を強くしたいという思いがある」

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