日産「インフィニティ」全電動化 25年までに SUV低迷で事業再編 (1/2ページ)

2019年北米国際自動車ショーで展示されたインフィニティのコンセプトカー「QXインスピレーション」(ブルームバーグ)
2019年北米国際自動車ショーで展示されたインフィニティのコンセプトカー「QXインスピレーション」(ブルームバーグ)【拡大】

 日産自動車の高級車ブランド「インフィニティ」をめぐる状況は最近、せわしなさそうだ。昨年の米販売台数は前年比2.7%減の14万9280台と落ち込んだ。小型スポーツ用多目的車(SUV)への米国人の高い需要が好機となるはずだったクロスオーバー「QX30」の販売は2017年比約43%減の8101台にとどまった。1月14日にはデトロイトでの北米国際自動車ショーでインフィニティのコンセプトカーが予定通りにステージ上に登場しないという出来事があった。

 インフィニティ社長のクリスチャン・ムニエ氏はブルームバーグ・ニュースとのインタビューに応じ、「インフィニティは長年にわたって非常に万人受けするアプローチを採用してきた。あまりにも多くのことを目指し、ドイツ勢などの高級ブランドにも直接対抗しようと努めてきた」と語った。

 ムニエ氏によると、いずれにしてもインフィニティは高級車ブランドと競争すべきではないという。「われわれはナンバーワンのブランドになることは目指しておらず、魅力でナンバーワンになることを望んでいる。誰にでも対応するブランドにはなり得ない。ドイツ勢のように50の異なるモデルを用意する必要もない。市場でわれわれが優位になるモデルが必要だ」と語った。

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