現場の風

トヨタ自動車 流麗なデザインと快適な走り実現 (1/2ページ)

 □トヨタ自動車「レクサスES」チーフエンジニア・榊原康裕さんに聞く

 --高級車ブランド「レクサス」の新型セダン「ES」の国内販売を2018年10月から始めた。ESを7代目で日本に初投入した狙いは

 「ESの初代は1989年に米国に投入した。以来、中国やロシアなどにも投入し(18年9月時点の累計で)約220万台販売した。この間にESは暑さが厳しい中近東など各地のさまざまな環境下で鍛えられ、自信作を母国に入れたいとの思いを強めた。セダン市場が減速してきたとはいえ、市場価値は十分にある」

 --開発でこだわった点は

 「『上質な快適性』というESのDNAを守りながら進化させた。走りの面では、新たなプラットホーム(車台)とパワートレイン(駆動装置)を採用し、広い車内空間を確保しながら、流麗なデザインや気持ちよい走りを実現するなど、相反する要素を両立させた」

 --車のサイドミラーをカメラに置き換えて左右後方の映像を車内モニターに映す「デジタルアウターミラー」を採用した。苦労した点は

 「量産車として世界初の採用となるため、開発陣のモチベーションが高かった。ただ、ミラーの設置条件を定める法規の細部が未整備だったため、当局と交渉する作業が必要だった。例えば、ウインカーを出すとミラーの画角が自動的に広がり、広範囲を見ることができる特徴がある。これは当局と調整して認めてもらった」

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