楽天売上高、初の1兆円突破

会見する楽天株式会社の三木谷浩史代表取締役会長兼社長=12日午後、東京都世田谷区(三尾郁恵撮影)
会見する楽天株式会社の三木谷浩史代表取締役会長兼社長=12日午後、東京都世田谷区(三尾郁恵撮影)【拡大】

  • 会見する楽天株式会社の三木谷浩史代表取締役会長兼社長=12日午後、東京都世田谷区(三尾郁恵撮影)
  • 会見を終え、退室しようとする楽天株式会社の三木谷浩史代表取締役会長兼社長(中央)=12日午後、東京都世田谷区(三尾郁恵撮影)

 楽天が12日に発表した平成30年12月期連結決算は売上高が前期比16・6%増の1兆1014億円と、初めて1兆円の大台を超えた。9年の設立から20年余りでの大台到達となった。都内で記者会見した三木谷浩史会長兼社長は「楽天はまだまだ成長段階にある」と述べ、今年10月の携帯電話事業への参入で一段の成長につなげる考えを示した。

 30年12月期の最終利益は28・7%増の1422億円と過去最高だった。主力の電子商取引(EC)事業の利益は販売促進費や配送費用などが重荷となって減少したが、クレジットカード「楽天カード」で手数料収入を伸ばすなど、金融とITを融合したフィンテック事業での収益拡大が牽引(けんいん)役となった。

 31年12月期の業績予想は開示していないが、株式相場の影響を大きく受ける証券サービスを除いた売上高について前期と比べ、2桁成長を目指すとしている。

 楽天は同日、米通信ネットワーク会社のアルティオスターと資本提携したと発表した。携帯電話事業で提携先の技術を活用して通信ネットワークの整備を進め、「投資や運用コストを徹底的に抑える」(三木谷氏)方針だ。