マック、「客席で商品」計画も 出店計画を下方修正、既存店の改装や生産性向上を優先

決算会見を行う日本マクドナルドホールディングスのサラ・カサノバ社長(右)=12日、東京都中央区
決算会見を行う日本マクドナルドホールディングスのサラ・カサノバ社長(右)=12日、東京都中央区【拡大】

 日本マクドナルドホールディングスのサラ・カサノバ社長は12日、東京都内で開いた決算記者会見で、2019年以降の出店計画に関し「ペースを遅らせる。年10~20店舗の純増を計画している」と述べた。18年から20年末までに100店を純増するとしていた従来計画を下方修正した。

 カサノバ氏は「改築や改装をした店舗では入店客数が増加しているため、投資計画を見直した」と説明し、既存店舗の改築や改装を優先させる考えを示した。

 同日発表した18年12月期連結決算は、1店舗当たりの1カ月の平均売り上げが上場以来、過去最高を記録するなどし、売上高は前期比7.3%増の2722億円となった。最終利益は前期にあった特別利益の反動で8.7%減の219億円だった。

 19年12月期について、カサノバ氏は「回復から持続的成長のステージに入った。新たな挑戦で生産性と客の店舗体験が格段に向上させる」と述べ、既存店の改装を加速するとともに、全国約半数の店舗で客席に商品を届ける新サービスを導入する方針を打ち出した。

 新サービスは客が注文商品を座席で受け取る「テーブルデリバリー」や来店前に注文や決済が終わる「モバイルオーダー」で、生産性向上を目指す。これらの施策により、売上高は前期比3.8%増の2825億円を予想。最終利益は20.7%減の174億円を見込む。