駅前市街地、タワマン開発活況 大手デベロッパー、競争激化 (1/2ページ)

地上30階建ての「千住ザ・タワー」の完成予想模型
地上30階建ての「千住ザ・タワー」の完成予想模型【拡大】

 大手不動産会社が都内を中心とした駅前近くの密集市街地で、タワー型の分譲マンションを開発する動きが相次いでいる。三菱地所レジデンスは北千住駅(JR東日本など、東京都足立区)周辺で地上30階建ての「千住 ザ・タワー」の販売を開始。住友不動産は駅前再開発が進む武蔵小山駅(東急電鉄目黒線、同品川区)で地上41階建ての506戸の物件を供給するほか、野村不動産や東急不動産も都内で大型案件の計画を進める。首都圏マンション市場の減速感が強まる中、消費者の人気は駅前物件に集中し、再開発はさらに活発化しそうだ。

 足立区は「文化産業・芸術新都心構想」を掲げており、2000年代から北千住周辺に東京未来大など4大学が次々に開校。約1万人の学生が集うなど街が大きく変貌を遂げている。総戸数が184の「千住 ザ・タワー」は商業施設や子育て支援施設なども整備。新たなランドマークに名乗りをあげ、3.3平方メートルの平均単価は同区内の最高価格より1割程度高い、300万円台後半を目指す。

 同社は本厚木駅(小田急電鉄小田原線、神奈川県厚木市)から徒歩1分のエリアでも、地上22階建ての物件開発を進めている。三菱地所レジデンス街開発事業部の奥木吉香・開発第三グループ長は「今後も積極的に取り組む」との姿勢を示す。

 武蔵小山には全長約800メートルという都内最長のアーケード商店街があり、利便性に秀でた街として人気が高い。駅前では大手デベロッパー・ゼネコンが参画し、4つの再開発(合計で約4万7000平方メートル)が進む。住友不動産が販売を開始した「シティタワー武蔵小山」は、その一角に建つ。周辺物件の3.3平方メートル単価は一昔前まで300万円台だったが、同物件は再開発効果の恩恵を受け、500万円台を超える。

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