北海道発 輝く

あかりみらい 胆振東部地震を教訓に停電対策普及を目指す (2/5ページ)

 家庭でも自家用車からの給電を薦めている。実際に同社では車のシガーライターから電気を供給する方法について実験を行い、ホームページに掲載している。住宅の外壁に受電コンセントキットを、屋内側には非常用コンセントを取り付け、ガソリン車や新型HVからの電気を、避難所として指定されている体育館で使えるか、車種によって実際にどのような機器類が使えるかを試した。

 その結果、ガソリン車の場合はLED電球による照明や携帯電話の充電、パソコン、小型テレビが使えた。新型HVの場合は、消費電力200ワットのLED投光器、400ワットの電気ストーブ、さらに1.2キロワットの電気釜でご飯を炊くことができた。「ガソリン車では最低限の照明、情報通信機器の利用だが、最新型HVであれば、暖房、炊飯までのサバイバルが可能となる」ことを検証し、停電対策に関する事業を推進する方針だ。

 北電での経験生かす

 越智社長は北海道電力に29年間在籍し、危機管理や地域貢献の担当などを務めた。政府が2020年度までに公的施設に高効率のLED照明100%導入を目指す「あかり未来計画」に共鳴し、会社員時代の経験が役立てばと、12年にあかりみらいを設立した。

 「当社の試算では人口10万人の自治体で、公的施設約250カ所をLED化にすると初期コストが約5億円かかるが、年間2億円近く電気代が下がり3年かからずに償却できる」とメリットを強調する。

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