ユニ・チャーム、中国好調で最高益

 ユニ・チャームが14日発表した2018年12月期連結決算は、最終利益が前期比16.3%増の613億円で過去最高となった。売上高は7.3%増の6882億円。中国や東南アジアで紙おむつなどの販売が好調だった。19年は約40億円を投資し、中国に「デジタルイノベーションセンター」を設置する計画で、新商品開発や消費者のニーズ把握に役立てる。東京都内で記者会見した高原豪久社長は、福岡県苅田町に建設中の新工場が3月に完成予定と明らかにし、関連施設の構想として「アジアの人材交流拠点として、研究開発センターなども将来考えたい」と話した。

 19年12月期は売上高が6.1%増の7300億円、最終利益は3.5%増の635億円を見込む。