パナソニックは18日、前後にサスペンションを備えた電動アシスト付きマウンテンバイク(MTB)の最高級機種「XM-D2」を3月1日に発売すると発表した。起伏に富む山道を走れるよう、衝撃吸収力の高いサスを搭載したほか、幅広のハンドルやタイヤにより操作性を高め、誰もが乗りやすい仕様とした。100台限定で、希望小売価格は60万円(税別)。
パナソニック製の大容量リチウムイオンバッテリーと、変速機構を内蔵した電動ユニットを採用。電動アシスト時の走行距離は、最長のエコモードで107キロ。車体重量は26・2キロと重いが、「モーターのパワフルさ、サスの柔軟さが際立って非常に乗りやすい」(吉田哲也スポーツバイク推進課長)という。
また、光の具合や見る角度によって色合いが変わる特殊塗装を採用した。
パナソニックによると、電動MTBの販売台数は欧州で年率20%の伸びが続くなどブームになっている。同社は欧州メーカーに電動ユニットを供給しており、北米にも販路を広げる方針。また国内では電動スポーツ車(完成車)の需要開拓に努め、売上高を2021年に18年比で倍増させる計画だ。