パイオニア労組、春闘から離脱決定

 電機連合は18日の中央闘争委員会で、パイオニアの労働組合が2019年春闘の統一闘争から離脱することを正式に決定した。同社が業績不振に陥り、香港の投資ファンドの傘下に入ることを受けた措置。

 パイオニアの労組は、電機の春闘の労使交渉で中心的な役割を果たす主要組合の一つ。日立製作所や村田製作所、安川電機といった電機連合の他の主な12労組は今春闘で、ベースアップ(ベア)に当たる賃金改善分として月額3000円をそろって求めている。電機各社の経営側は3月13日に労組の要求に回答する。