GW旅行商品に予約殺到 価格高騰、商戦が本格化

昨年のGWの風景。大型連休となる今年はさらなる混雑が予想される=2018年4月28日、成田国際空港第2ターミナル
昨年のGWの風景。大型連休となる今年はさらなる混雑が予想される=2018年4月28日、成田国際空港第2ターミナル【拡大】

 天皇陛下の譲位と皇太子さまの新天皇即位に伴い4月27日から10連休となる今年のゴールデンウイーク(GW)に出発する旅行商品に予約が殺到している。旅行大手では前年を上回る予約状況だが、価格が高騰している商品もあり利用者の負担も重くなっている。国内旅行は3月にかけて予約のピークを迎えるとの見通しもあり、商戦が本格化している。

 JTBの2月上旬の予約状況は海外が前年同時期の約2.5倍、国内が約3倍と伸びている。海外ではハワイやグアム、台湾、オーストラリア、国内では沖縄や東京ディズニーリゾートを含む首都圏などが人気だ。

 国内外発着のクルーズ旅行はほぼ完売で、予約の取り消し待ちが出ている商品もある。通常は中高年層や新婚旅行での利用客が多いが「ファミリー層など普段長い休みが取れないお客さまが申し込んでいるようだ」(JTB)と分析する。これから旅行を予約する利用者には滞在日数が短めのアジアや国内旅行などの予約を勧めている。

 エイチ・アイ・エス(HIS)は、1月時点で海外旅行の予約が前年同期の3倍を超えた。4月出発のイタリアやスペインといった欧州は「非常に混んでいる」が、近場の東南アジアなどは比較的予約が取りやすいという。利用客の平均単価は長期滞在も多く前年より2割ほど増えているという。

 インターネットで旅行商品を手掛ける「トラベル・スタンダード・ジャパン」(東京)によると、例年欧州ツアーは1人当たり25万~30万円が相場だが、今年は35万~40万円になっており、海外旅行を「諦めざるを得ないお客さまも多い」。

 観光バスを運行するはとバス(東京)は、GWに季節の花を観賞するコースなど約80の日帰りバスツアーを用意した。10日間で前年比7.5%増の2万7500人の利用を目指している。