軽量低コストの水素蓄圧器開発 ステーション拡大へ

 日本製鋼所や新日鉄住金などは19日、水素ステーション向けに新型の蓄圧器を共同開発し、生産を始めたと発表した。従来に比べ40%近く軽量化し、コストも約25%低減させた。国内で100カ所程度にとどまる水素ステーションの拡大を目指す。

 高圧の水素を貯蔵する蓄圧器は、水素ステーションに平均3本置かれているという。日本製鋼所などは製品コストを下げることで、課題である水素ステーションの整備費の圧縮につながるとみている。日本製鋼所が蓄圧器全体の設計を手掛け、新日鉄住金の薄くて強度が高いシームレス鋼管を採用。これまでは割高な低合金鋼管を使っていた。鋼管の開口部の加工はガス容器製造の高圧昭和ボンベ(大阪市)が担った。

 政府は2020年度に計160カ所、30年度には計900カ所に水素ステーションを設置する目標を掲げており、水素を燃料とする燃料電池車の普及を後押ししたい考えだ。