メルカリ、QRコード決済3月中旬に開始

メルペイ事業について話すメルカリの山田進太郎会長兼CEO=20日午後、東京・渋谷の渋谷ヒカリエ(酒巻俊介撮影)
メルペイ事業について話すメルカリの山田進太郎会長兼CEO=20日午後、東京・渋谷の渋谷ヒカリエ(酒巻俊介撮影)【拡大】

 フリーマーケットアプリ大手のメルカリは20日、子会社のメルペイが運営するスマートフォン決済サービス「メルペイ」について、3月中旬に、QRコード決済に対応すると発表した。決済規格の統一や加盟店の拡大を優先し、他事業者とも協業する。決済サービスを活用して実店舗で購入した商品を、利用後に自社のフリマアプリに出品してもらうなど、お金とモノの循環を生み出す狙いがある。

 QRコード決済は牛丼チェーンや小売店など45万店舗で利用可能だ。メルペイは今月13日から、米アップルのスマホ「iPhone(アイフォーン)」の一部でQRコードを使わないスマホ決済サービスを始めており、3月初旬までにアンドロイド端末でも同様のサービスに対応する。

 スマホ決済を利用できる加盟店は合計で全国135万カ所となる。年内に200万カ所にまで増やす。

 メルカリの山田進太郎会長兼最高経営責任者(CEO)は「モノやお金の流動性を変えていく」と力を込めた。スマホ決済の普及を優先し、JCBと規格統一で提携。KDDI(au)が4月開始予定のスマホ決済サービス「auペイ」とも連携し、加盟店の開拓で協力する。