アイスペース、月面調査へ再始動 日航など3社と協力

ispaceが計画している民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」のコーポレートパートナーとして日本航空、三井住友海上火災保険、日本特殊陶業が参加。記念撮影に応じる(左から)ispaceの袴田武史代表、日航の下條貴弘執行役員、日本特殊陶業の小島多喜男常務、三井住友海上の能城功常務、ispaceの中村貴裕ディレクター=22日午前、東京都港区(三尾郁恵撮影)
ispaceが計画している民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」のコーポレートパートナーとして日本航空、三井住友海上火災保険、日本特殊陶業が参加。記念撮影に応じる(左から)ispaceの袴田武史代表、日航の下條貴弘執行役員、日本特殊陶業の小島多喜男常務、三井住友海上の能城功常務、ispaceの中村貴裕ディレクター=22日午前、東京都港区(三尾郁恵撮影)【拡大】

 民間による月面探査を目指す宇宙ベンチャー、ispace(アイスペース、東京都港区)は22日、同社が進める民間月面探査プログラム「HAKUTO-R(ハクトアール)」を支援する企業として日本航空、三井住友海上火災保険、日本特殊陶業の3社とパートナー契約を締結したと発表した。

 袴田武史最高経営責任者(CEO)は「これから宇宙開発は民間ベースで進む。既存の宇宙産業以外に参画していただくのは、宇宙産業を大きくする意味で重要だ」と協力に感謝を示した。

 アイスペースは、月着陸船(ランダー)の打ち上げとランダーに積んだ月面探査車(ローバー)による月面調査を再来年半ばに行う目標を掲げている。既に米国のスペースX社と打ち上げ契約を締結している。アイスペースは、昨年3月に月面探査レースのプロジェクト「ハクト」の挑戦を終了。Reboot(再起動)を意味するRをハクトに冠して、ハクトアールプロジェクトとして再挑戦している。

 今回の3社との提携契約で、日航はランダーの組み立てや打ち上げ基地までの輸送を支援。三井住友海上はリスク管理、日本特殊陶業は月面の低温下でも利用できる電池の開発などをそれぞれ支援する。日航の下條貴弘執行役員は「成田のエンジン整備場でランダーの組み立てを支援する。アイスペースとの提携で宇宙の新たな価値創造にチャレンジしたい」と述べた。