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学校教育のスポーツに「指導者エゴ」はないか (1/3ページ)

今昌司

 日本バスケットボール協会は昨年末、各都道府県協会に対して、留学生に対する教育環境を十分に提供する旨を通知した。国際バスケットボール連盟(FIBA)が原則禁止している18歳未満のプレー目的での国際移籍に、日本での留学生の受け入れ現状が抵触すると判断されたためである。(フリーランスプランナー・今昌司)

 FIBAの内規では、十分な教育環境や練習環境の提供と、FIBAが若手育成のために設けた基金への拠出などを条件に国際移籍を認めている。昨年6月には、留学生選手による審判に対する暴力事件も発生しているが、報道では、これを発端に、FIBAが本格調査した結果である、としている。

 バスケットボールでは、昨年末の高校選手権大会に出場する男子チームの3割もの学校で留学生がメンバー入りしていたということだが、留学生、特に、優れた脚力や高い身長など、身体能力や体格に優れたアフリカ出身の選手たちは、駅伝でも珍しい存在ではない。男子のみならず、女子選手にも及ぶ。

 背景に指導者エゴ

 試合に勝つことは、学校の知名度を高め、志望生徒を増やし、学校経営にも大きな影響を与える。スポーツの持つ価値は、企業の経営戦略だけではなく、学校経営にも活用されていることは疑いのない事実である。試合に勝つためには、日本人以上に優れた能力を持つ留学生の力に依存するのも、強化という側面では有り得るだろう。

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