【経済インサイド】東京オートサロンに国内活性化のヒント カギは顧客目線の車造り (1/3ページ)

東京オートサロンに集まった報道陣の撮影にガッツポーズで応えるスバルテクニカインターナショナル(STI)の平川良夫社長=1月、千葉市の幕張メッセ
東京オートサロンに集まった報道陣の撮影にガッツポーズで応えるスバルテクニカインターナショナル(STI)の平川良夫社長=1月、千葉市の幕張メッセ【拡大】

  • 東京オートサロンのホンダブースで来場者の注目を集めた色鮮やかなスポーツ-カー「NSX」の改良型=1月、千葉市の幕張メッセ
  • 東京オートサロンのトヨタ自動車のブースに並んだ「スープラ」ベースの歴代レース参戦マシン=1月、千葉市の幕張メッセ
  • ダイハツ工業は東京オートサロンで軽自動車のオープンカー「コペンGRスポーツコンセプト」を披露。トヨタ自動車と連携して開発を重ね、市販化を目指す=1月、千葉市の幕張メッセ
  • 東京オートサロンで「GRスープラスーパーGTコンセプト」(右手前)を紹介するトヨタ自動車の友山茂樹副社長=1月、千葉市の幕張メッセ
  • ホンダも東京オートサロンを通じてモータースポーツの魅力を発信した=1月、千葉市の幕張メッセ

 個性をとがらせた車が国内外の自動車イベントで存在感を発揮している。1月に開かれた改造車の祭典「東京オートサロン」は、スポーツカーブランドの競演も原動力となって、過去最多の来場者を獲得。米ミシガン州デトロイトで同月に開かれた北米国際自動車ショーでは、トヨタ自動車が17年ぶりに復活させたスポーツカー「スープラ」が話題を呼んだ。そこには、車ファンの裾野を広げるヒントが隠されている。

 盛況のオートサロン

 1月11日に千葉市の幕張メッセで開幕した東京オートサロン。3日間の開催期間中に過去最多の33万人が来場し、東京モーターショーをしのぐ人気の高さを示した。

 426社が参加した会場で、ひときわ大きな人だかりができていたのがトヨタのブースだ。トヨタは14日からの北米自動車ショーで、独BMWと共同開発した新型スープラが世界初公開されるのに先立ち、オートサロンでスープラをベースにしたレース仕様車「GRスープラ スーパーGTコンセプト」を披露。2002年に惜しまれて生産を終了したスープラの復活に向けた前哨戦となった。

 車名に冠された「GR」は、トヨタが17年に立ち上げたスポーツカーブランド「GAZOO Racing(ガズーレーシング)」の頭文字で、ドイツのニュルブルクリンク24時間耐久レースや世界ラリー選手権(WRC)などへの参戦で培った技術や情熱が注ぎ込まれている。5代目となるスープラはGRブランドから各国で発売。日本には今春にも投入される予定だ。

 トヨタ以外のメーカー各社がオートサロンに注ぎ込む熱量も高い。SUBARU(スバル)は今回、スバルのモータースポーツ活動を統括するスバルテクニカインターナショナル(STI)と共同で、先進的な走りを予感させるスポーツ用多目的車(SUV)「フォレスター」のコンセプトモデルなどを出展した。

「お客さまと直接対話する場、積極的に」