大正製薬ホールディングス傘下の大正製薬は７日、３０代以上の女性向けにスキンケア化粧品ブランドを立ち上げ、５月１５日に販売を始めると発表した。同社は１～２年前までナリッシュという名の化粧品ブランドを展開していたが、現在は子会社のネット通販ブランドに限られている。今回の立ち上げを機に、化粧品市場へ本格進出したい考えだ。
同社が新たに立ち上げたブランドは「ＡｄｒｙＳ（アドライズ）」で、乾燥肌にフォーカスした。季節を問わず常に肌が乾燥する女性や、年齢を重ねるにつれて深刻化する乾燥肌に悩む女性が主なターゲットという。
「保湿シリーズ」と「洗浄シリーズ」を展開。前者はクリームとローションを用意し、長年の研究で生み出した薬用保湿成分「ヘパリン類似物質」と薬用美白成分「プラセンタ」を組み合わせて心地よい使用感を実現した。クリームはべたつきのない、とろけるような感触で肌になじみ、ローションはさらっとしていながら潤い感があるのが特徴だ。
一方、洗浄シリーズはメーク落としなど３製品を販売する。アミノ酸に着目した処方で、保湿力と清肌力のある洗い上がりを実現した。
価格（税別）は、保湿シリーズのローションが３３００円、クリームが４０００円。洗浄シリーズのメーク落としは２５００円。健康食品などを販売するネット通販サイト「ＴＡＩＳＨＯ ＢＥＡＵＴＹ ＯＮＬＩＮＥ」上で販売する。