日立化成を売却検討 日立製作所、3000億円超

日立製作所の本社=東京都千代田区(宮崎瑞穂撮影)
日立製作所の本社=東京都千代田区(宮崎瑞穂撮影)【拡大】

  • 日立製作所の本社=東京都千代田区(宮崎瑞穂撮影)

 日立製作所が子会社の化学メーカー、日立化成を売却する方向で検討に入ったことが8日、分かった。約51%の保有株全てを手放すとみられ、売却額は3千億円を超える可能性がある。日立はITやエネルギー、社会インフラに経営資源を集中しており、日立化成と事業面の相乗効果が小さいと判断した。売却先を募る入札手続きに近く入るもようだ。ただ、価格面などで協議の難航も想定され、日立関係者は「(売却は)急いでいない」としている。

 日立化成は東証1部上場で、かつては日立の「御三家」の一つに位置付けられたグループの中核。半導体や2次電池向けの材料などを手掛けている。

 日立は「選択と集中」を強化し、子会社売却を進めている。2017年に電動工具の日立工機、18年には半導体製造装置の日立国際電気を売った。今年に入っても車載機器のクラリオンをフランスの自動車部品大手フォルシアに譲渡した。