金融

「500スタートアップス」出身者が新VC 米本家と別戦略 経営支援重視 (1/2ページ)

 米ベンチャーキャピタル(VC)「500スタートアップス」の日本チーム「500スタートアップスジャパン」の創設メンバー2人がこのほど独立、日本国内のスタートアップを投資対象とするVC「コーラルキャピタル」(東京都千代田区)を設立した。同VCが運用するベンチャーファンドには、1次募集の段階で大手企業や個人投資家などから目標となる50億円が集まった。

 集まった資金のうち、全体の40%を初期投資、残りを追加投資分にあてる。ファンドから1回目となる初期投資には、創業初期のベンチャー企業40~50社に対して1社当たり1000万~5000万円を投資する。投資期間は2、3年ほど。追加投資は1社当たり5000万~2億円を予定している。

 2016年2月に約38億円の資金を集め立ち上げた1号ファンドのときと同様の経営支援(ハンズオン)サービスを展開。具体的には投資先企業合同の採用イベント、資金調達などをテーマにした勉強会、起業家への動画インタビューの公開を通じて販路や調達先の拡大を後押しする。

 新VCファンドには、みずほ銀行や三菱地所、電源開発、新生銀行といった大手企業をはじめ、起業支援を手掛ける孫泰蔵氏をはじめとする個人投資家や機関投資家も数多く出資している。

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