インタビュー

IIJ クラシックの祭典、協賛企業は60社に (1/2ページ)

 □インターネットイニシアティブ会長・鈴木幸一さんに聞く

 --国内最大級のクラシック音楽の祭典「東京・春・音楽祭 2019」が15日から始まる

 「今年が15回目で、4月14日まで桜の名所であり、文化施設の集積地でもある上野を舞台に過去最大規模の200を超える公演を開催する。節目を迎えるので、次世代につながる企画として今回から音楽教育と子供向けのプログラムを本格的に始める。子供は本物に触れると『すごい』と感動し足を運ぶようになる。そのきっかけになればうれしい」

 --音楽祭を始めた理由は

 「音楽好きの道楽として始めた。日本の祭りで見られるように神酒所に一升瓶を持ち寄って支えあい、東京に住む人の誇りになる音楽祭をやりたかった。最初は客席もガラガラだったが、徐々に応援団が増えていった。上野の商店街ではピンク色の幟を立てて盛り上げてくれる。欧州でも『いい演奏会をやっているらしい』と知られるようになり、『演奏したい』という演奏家も出てきた。音楽祭らしくなった」

 --経済界の協力は

 「社長などを招待すると演奏を聞きに来てくれる。付き合いではなく感動して協賛企業になったり、個人賛助会員になってくれたりしている。協賛企業は第1回(05年)の21社が60社に増えた。日本で事業を展開している外国企業が社会貢献の一環として仲間に加わるようになった。個人賛助会員は560人だ」

 --文化人としての活動が続く

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