ワイン市場に狙い、日本酒を海外展開 小西酒造 (1/2ページ)

メディア向けに開かれた試飲会
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 小西酒造(兵庫県伊丹市)は、日本酒の積極的な海外展開に乗り出す。小西家で所蔵してきた300年以上前の古文書を再現した原酒を欧州へ輸出するほか、ユダヤ教徒の厳しい戒律でも飲食できる規定「コーシャ」を申請中だ。同じ食中酒として知られるワイン市場に切り込む考えで、消費者が日本酒を飲むシーンを創造できる企業を目指す。

 海外向け施策のメインは、創業の小西家の蔵から見つかった、酒造りを記録した古文書を元に再現した琥珀(こはく)色の原酒「超特撰 白雪 江戸元禄の酒(復刻酒)原酒」のプレミアム市場への投入だ。

 昨年11月には、ベルギーを拠点として25年の歴史がある国際的ワインコンクール「ブリュッセル国際コンクール」の熟成古酒部門で最高賞を受賞した。同社の小西新太郎社長は「日本食の世界への普及が、日本酒人気の推進役になっている」と背景を説明する。

 ここ数年、欧州を中心に出荷が増えており、現在は24カ国に輸出している。昨夏には、マルタ共和国からコンテナ単位の日本酒の注文が入ったといい、「明らかな市場の変化を感じた」(小西社長)と声を弾ませる。

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