【広報エキスパート】テルモ、「日本発のグローバル企業」訴求 (1/3ページ)

テルモ広報室長大曲昌夫氏
テルモ広報室長大曲昌夫氏【拡大】

 □テルモ広報室長・大曲昌夫氏に聞く

 --中長期成長戦略が折り返し点を迎えます

 2017年に佐藤慎次郎が社長に就任し、21年度が最終年度の中長期成長戦略がスタート。19年度は、その折り返し点になります。当社は「医療を通じて社会に貢献する」という企業理念の下、心臓血管(17年度売上高の55%)、ホスピタル(同27%)、血液システム(同18%)の3つのカンパニーを通じて、世界の医療現場に最適な製品やサービスを提供しています。近年は、心臓血管カンパニーの一本足打法できましたが、他の2つのカンパニーも、コスト削減や事業の効率化を徹底し、収益性を改善しつつあります。折り返し点を迎え、3つのカンパニーの一層の安定性を図っていきます。

 --製品の出荷遅延がありました

 昨年7月初め、愛鷹(あしたか)工場(静岡県富士宮市)で、カテーテルなど心臓手術に使う医療機器の一部に、出荷の遅れが生じていることを発表しました。製造工程の見直しの必要性の有無を確認し、全面的な出荷再開は10月に入ってからになりました。健康被害などが発生したわけではありませんが、自主的判断で出荷を停止しました。今後、このような案件が発生した場合、愛鷹工場で生産した製品を、他の工場でもサポートできる仕組みをつくるなど、事業継続計画(BCP)の重要性を痛感しました。

 --決算発表前のタイミングで公表した

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