【ガバナンス経営の最前線】(4-3)取締役会は“毎月の株主総会” (1/4ページ)

インタビューに応えるヤマハの中田卓也社長
インタビューに応えるヤマハの中田卓也社長【拡大】

  • スピーチするTDKの澄田誠会長
  • スピーチする明治ホールディングスの川村和夫社長
  • 特別賞の東京都知事賞を受賞し、小池百合子東京都知事から表彰される大和ハウス工業の香曽我部武代表取締役専務執行役員(右)
  • 特別賞の経済産業大臣賞を受賞し、磯崎仁彦経済産業副大臣に表彰されるオムロンの立石文雄取締役会長(右)

 □ヤマハ・中田卓也社長に聞く

 大賞企業に選ばれたヤマハは浜松に本社を置く世界的な楽器製造会社。独自の高度な経営体制を構築し、企業価値を高めてきた。ガバナンス改革をリードした中田卓也・取締役代表執行役社長にヤマハのコーポレートガバナンスを聞いた。

 --ガバナンス改革のきっかけは

 「当社はこれまで一貫してガバナンス強化に努めてきたが、現在の指名委員会等設置会社への移行を考えるきっかけとなったのはコーポレートガバナンス・コードの適用だった。それまでも複数の社外取締役がおり、役員人事委員会(任意)なども有していたが、これからは、それは当たり前のことになる。もっと先に進もう、ということだった」

 --そういう意味では短時間で一挙に形を変えた格好だ

 「同じころ会社法が改正され新たに選択可能となった監査委員会等設置会社への移行も検討したが、社外取締役から『中途半端ではないか』との指摘があった。何のための変革なのかを再検討した結果、指名委員会等設置会社が最適と考えた」

 --どのあたりが決め手になったか

 「一つは監督と執行が最も明確に分離される仕組みであること、そしてもう一つは『執行役』の存在だった。これは株主に対して直接責任を負う会社法上の正式な機関である。役員クラスがこの立場になることで、責任感やモチベーションも高まると考えた」

 --効果はどういう形であらわれたか

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