【ガバナンス経営の最前線】(4-3)取締役会は“毎月の株主総会” (2/4ページ)

インタビューに応えるヤマハの中田卓也社長
インタビューに応えるヤマハの中田卓也社長【拡大】

  • スピーチするTDKの澄田誠会長
  • スピーチする明治ホールディングスの川村和夫社長
  • 特別賞の東京都知事賞を受賞し、小池百合子東京都知事から表彰される大和ハウス工業の香曽我部武代表取締役専務執行役員(右)
  • 特別賞の経済産業大臣賞を受賞し、磯崎仁彦経済産業副大臣に表彰されるオムロンの立石文雄取締役会長(右)

 「監督と執行を分離したことで、それぞれの役割に集中できるようになった。取締役会は経営の大きな方針を定めるとともに執行役の業務執行を監督。執行役は、取締役会の監督、後押しのもとスピード感ある業務執行に邁進(まいしん)する。執行側からすると、株主総会が毎月あるような感覚になった。取締役は3分の2が社外。そうした社外の多様な知見が生かされることで、経営の精度、質が向上したと思う。取締役会は“強力な非常ブレーキ”でもあり、だからこそ執行側は思い切りアクセルを踏み込めている」

【プロフィル】中田卓也

 なかた・たくや 慶大法卒。1981年、日本楽器製造(現ヤマハ)入社。商品開発部長、PA・DMI事業部長などを経て2006年執行役員。取締役、北米販社社長を歴任後の13年に社長就任。17年から取締役代表執行役社長。

 ■今後もベターガバナンス目指す

 □TDK・澄田誠会長

 TDKの取締役会は現在、4人の社内出身者と3人の社外出身者で構成している。議長は社外取締役が務めるようになってから7年を経た。その間を通じ、取締役会での議論が活発になったと感じている。数時間に及ぶことも常で、これが社内にも伝搬。取締役会から発信されるテーマや意見にも積極的に取り組む風土ができてきた。

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