イラン産原油、輸入再停止も 石油連盟会長「4月積みは困難」

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 石油連盟の月岡隆会長(出光興産会長)は20日の記者会見で、イラン産原油の輸入について、現在の状況では4月に現地で原油を積み込むのは困難との認識を示した。米国が昨年11月に再発動した対イラン制裁で日本は適用除外とされたが、「米政府が適用除外を続けるのか続けないのか分からない中では(元売り)各社は船積みをするのは難しい」とした。いったん再開した輸入が再び停止する可能性が高まっている。

 イラン産原油をめぐっては、米制裁の再発動を控えた昨年秋に元売り各社が輸入を一時的に停止。11月に日本を含む8カ国・地域が制裁の適用除外となったことで、JXTGエネルギーなどが輸入再開に動いた。適用除外は5月上旬に期限が来るが、石連は期間延長を求めており、日本政府が米政府と協議している。

 日本などが制裁の適用除外となった昨年11月と比べて原油価格が足元で低く推移していることも、適用除外の期間延長が困難との見方につながっている。月岡氏は「価格の水準で状況が違っているのは認識している」としつつも、「トランプ米大統領の考えがどこにあるかによって(展開は)大きく異なる」と述べた。