KDDI、保育事業へ参入 園児の記録、アプリで入力

保育施設に設置したタブレット端末で子供の情報を入力すると、保護者のスマートフォンに情報が届く=20日、東京都千代田区
保育施設に設置したタブレット端末で子供の情報を入力すると、保護者のスマートフォンに情報が届く=20日、東京都千代田区【拡大】

 KDDI(au)は20日、保育園や幼稚園向けのITサービスを手掛けるベンチャー「キッズダイアリー」(東京都渋谷区)に出資し、保育事業への参入を発表した。紙で保存していた園児の成長記録などをアプリで入力できるようにし、自治体への申請手続きを簡素化するほか、保護者との連絡にも活用する。KDDIは保育サービスを拡充し、教育関連事業との連携を目指す狙いがある。

 出資額は非公表。アプリでは、園児の通園時間や食事の量、昼寝の状況を保護者のスマートフォンに連絡する。導入費用は30人規模で月額1万円程度。

 保育施設では、保護者への連絡事項や自治体に申請するデータなどを保育士が紙ベースで記録しており、業務の負担が大きくなっている。KDDIは自治体とも連携し、保育情報を扱うプラットフォームに拡充する考え。今秋に本格運用が始まる第5世代(5G)移動通信方式を活用して、2019年度にはセンサーやカメラを使った見守りサービスの実証実験を実施する。

 KDDIは傘下の英会話教室運営大手の「イーオン」や子供向け職業体験テーマパークの「キッザニア」と連動させ、長期間にわたるサービスにつなげる計画だ。