関空夏ダイヤ、国際便週1548便で過去最高

 関西国際空港を運営する関西エアポートは26日、国際線の夏ダイヤ(31日~10月26日)について、ピーク時が週1548便で平成6年の開港以来最高となる見通しを発表した。訪日外国人客の増加を背景に就航数が伸び、6年連続で過去最高を更新する。

 中国路線は、海南航空が路線を増やすなど地方都市と結ぶ便を中心に伸び、前年同期比週107便増加する。東南アジアも、タイの格安航空会社(LCC)、タイ・ライオン・エアが今月28日から新規参入する。

 約20年ぶりの英ブリティッシュ・エアウェイズのロンドン便や、ルフトハンザドイツ航空のミュンヘン便などが運航し、就航数の少なさが課題の長距離路線も増加傾向をみせている。関西エアのグレゴリー・ジャメ専務執行役員は「関西の観光的な魅力が増し、その恩恵もある」と話した。

 昨年4月から2月までの11カ月間の利用状況も発表。関空は昨年9月に台風被害で一時閉鎖したが、国際線旅客数は前年度比4%増の2064万人だった。