現場の風

オリックス銀行 運用力見極め長期に向く厳選投信を提供 (1/2ページ)

 □オリックス銀行アセットマネジメント部長・森敦仁さんに聞く

 --個人向け投資信託市場の現状と課題は

 「問題は投資家がもうかっていないことだ。中長期の資産形成に向く商品は非常に少ない。主要顧客は相変わらず高齢者で、40~60代の現役世代はなかなか足を踏み入れない。少額投資非課税制度(NISA)の長期積立枠『つみたてNISA』は増えてはいても、まだ主流ではない。『資産形成はしたいが、投機は避けたい。だから貯蓄にとどまる』という残念な結果に終わっている」

 --短期間で売り買いをさせて手数料を稼ぐ『回転売買』、人工知能(AI)やバイオなど一過性のブームに乗って売り出される『テーマ型』が問題視されている

 「高齢客は投信販売会社の店頭で購入するケースが多い。営業マンが説明しやすく顧客も反応しやすいためテーマ型が売れる。販売会社の言い分では『投資家が求めている』ということになるが、支店に営業担当をたくさん置くビジネスモデルを転換できない。運用会社は親会社の販売会社からテーマ型ファンドの開発を求められ、運用自体は外部委託が多い。運用会社は本来、長期的な商品や運用者の育成で世界と戦える『運用力』を養うべきだが、欧米の独立した運用会社と比べ遅れている」

 --昨年5月から個人向け投信の販売を開始した

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