野村HDが中国に本格進出 過半出資、外資2例目

 野村ホールディングス(HD)は29日、中国証券監督管理委員会から51%を出資する合弁証券会社の設立許可を受けたと発表した。日本では証券事業の飛躍的な拡大が見込みづらい中、成長余地が大きい中国市場に本格進出する。平成31年内にも開業する。外資の過半出資が認められるのは、スイス金融大手UBSに続き2例目となる。

 許可されたのは「野村東方国際証券有限公司」(上海市)。富裕層の資産管理サービスから始め、将来的には法人向け事業にも乗り出す方針で「アジア戦略の中核となるような総合証券会社を目指す」(野村HD)としている。