はやぶさ2、クレーター作製「一発勝負」 弾丸発射、5日に (1/2ページ)


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 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ2」が5日、小惑星「リュウグウ」で人工クレーターの作製に挑む。地下の物質を採取するための世界初の試みだ。機体の制御や安全確保で高度な技術が必要で、新たな探査方法に道を開けるか注目される。

 はやぶさ2は同日午前11時ごろ、地表に弾丸を発射するための衝突装置を高度500メートルで分離する。40分後に装置を爆発させ、ソフトボール大の重さ2キロの銅の弾丸を発射。秒速2キロで地表に衝突させてクレーターを作る。

 場所は2月の着地点から東に数百メートル離れた赤道付近。最大で直径10メートル、深さ1メートルのクレーターを作り、地下の物質を露出させる。

 目標地点は直径400メートルで、2月の着地点と比べてかなり広いが、機体がわずかでも余計な動きをすると弾丸の方向がずれてしまう。弾丸の発射は地上の実験で成功したが、チームは「予定通りできるかは、やってみないと分からない」と気を引き締める。

 特に重要なのが安全確保だ。爆発と弾丸発射は装置の破片や岩石が飛び散り危険なため、機体をリュウグウの裏側に退避させてから行う。

 装置は分離後にタイマー仕掛けで爆発するため確実に退避する必要があり「いったん分離したら何があっても止められない。まさに一発勝負」という。

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