はやぶさ2、クレーター作製「一発勝負」 弾丸発射、5日に (2/2ページ)


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 作業はあらかじめ設定した手順に沿って自動で行う。2日に会見したJAXAの久保田孝教授は「何が起こっても対応できるよう手順を考えた点が難しかった」と説明した。

 機体から分離するカメラでクレーター作製の瞬間を撮影。地球に届く画像などを分析し、およその成否を判断する見込み。上空から岩石などの破片がなくなり安全を確認した後、5月下旬にも付近に着地して物質を採取する。

 クレーターの作製は米国の探査機が2005年に彗星(すいせい)で行ったが、着地や物質の採取はしておらず、飛行しながらの観測にとどまった。

 はやぶさ2が今年2月に採取を試みた地表の物質は宇宙線などを浴びて変質しているのに対し、地下の物質は約46億年前の太陽系初期の状態を良好に保っており、学術的な価値が高い。

 チームの吉川真准教授は「クレーターの作製で地下の物質が採取できれば非常に大きな進展になる。成功させたい」と話す。