INCJがAIベンチャーに出資

 官民ファンド、産業革新投資機構傘下のINCJ(東京)は4日、事務機器大手のリコーなどと、人工知能(AI)でゴミ焼却の効率化などを手掛けるベンチャー「リッジアイ」(東京)に総額7億5000万円を出資すると発表した。

 東京都内の記者会見でINCJの担当者は「高度な技術へ挑戦する企業と、技術が欲しい企業を結び付ける」と語った。リッジアイは、画像解析のAIを得意としている。最近では、ゴミ焼却施設内で燃焼しにくいゴミを判別する際、クレーンを操作する熟練作業員に代わるAI技術を提供。作業を自動化させた。INCJの出資額は上限5億5000万円。旧産業革新機構時代を含めて、こうしたAIを扱うベンチャー企業へ投資を重点化している。