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無人配送実証にトヨタなど34社が参加 経産省、夏までにパイロット地域指定

 経済産業省は8日、カーシェアリングや無人配送など自動車を使った新サービスの実証実験に、トヨタ自動車やソフトバンクなど34社が参加すると発表した。同日、経産省が「自動車新時代戦略会議」を開催、トヨタのほか、ホンダ、日産自動車、マツダなどの自動車メーカーが参加して決まった。

 会議では新サービスの実証実験に向けて、パイロット地域を選定することを決定。山間地域や20万人規模の中規模都市など5~10地域を夏までに公募し指定する。

 出てきた課題や情報共有、事業者のマッチングなどは「スマートモビリティ推進協議会」が取りまとめる。

 また電気自動車の普及と社会的活用を促進するため、「電動車活用社会推進協議会」を夏までに創設することも決めた。東京電力やNTT、リコーなど38社が参加し、商用車の利用拡大や、車載用電池のリサイクル、エネルギーシステムの分散化などを共同で進める。

 同日の会議に出席した世耕弘成経産相は「車と社会の融合に向け、ほかの産業や自治体との協調を後押ししていきたい」と述べた。

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