日本電産、オムロンの車載子会社買収 1000億円で全株取得契約

日本電産が量産するEV向けの電動モーター=12日、滋賀県愛荘町
日本電産が量産するEV向けの電動モーター=12日、滋賀県愛荘町【拡大】

 日本電産は16日、オムロンの子会社で車載用の電子部品を手掛ける「オムロンオートモーティブエレクトロニクス」(愛知県小牧市)を買収すると発表した。主力の自動車向け事業の強化が狙いで、買収額は約1000億円を見込む。全株式を取得する契約を同日付で締結しており、10月末ごろまでの取得完了を目指す。

 オムロンオートモーティブは、自動車の運転支援システムの部品や、モーターや電源を制御する部品を製造・販売しており、2018年3月期の連結売上高は1312億円。日本電産は自社の電波レーダーやカメラ関連の技術と組み合わせることで、市場拡大が見込まれる自動運転などの関連システムの開発や生産を加速させたいとしている。

 オムロンは1983年から自動車向け電子部品を手掛けてきたが、今回の子会社売却により車載分野から事実上撤退することになる。自動運転など次世代自動車の開発競争が激化する中で、単独で開発や投資を続けるのは厳しいと判断した。