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ペッパー、「コミュ力」アップ ソフトバンク、AIで自然な会話に

 ソフトバンクとグループ会社のソフトバンクロボティクス(東京都港区)は16日、人型ロボット「ペッパー」の機能を大幅に改良して発売したと発表した。人工知能(AI)技術などを活用し、人との自然な会話ができるようにした。従来の店舗での接客や介護のほか、より幅広い用途に利用できそうだ。

 人とのスムーズな会話を実現するために、米グーグルの提供する会話型エージェントの開発プラットフォームや、日本マイクロソフトのソーシャルAI「りんな」の技術を活用した。

 これにペッパーが2015年のサービス開始以来、約2500社以上の企業への導入などで蓄積したデータや知見などを組み合わせることで、人からの話しかけに対し、会話が破綻せずに自然に回答できる割合を従来モデルに比べ約7倍向上させた。

 例えば、店舗での接客の際はこれまで単純に説明するだけだったが、「会話ができるのでコンシェルジュに近いことが可能になる」(担当者)という。価格は、本体がレンタルの法人向けは3年契約で月額利用料金が5万5000円、家庭向けは本体価格19万8000円、利用料金が月2万7600円の36カ月分割払いか99万3600円の一括払いとなる。

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